
レコンキスタは約800年にわたる戦いだったため、多くの重要人物が登場しました。戦場で活躍した英雄や戦略を指揮した王たち、宗教的な役割を果たした人物など、それぞれがレコンキスタの歴史に大きな影響を与えました。今回は、レコンキスタ時代の主要な人物とその役割をまとめてご紹介します!
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アストゥリアス王国の初代国王で、レコンキスタの最初の英雄。718年のコバドンガの戦いでイスラーム勢力に勝利し、キリスト教側の反撃が始まるきっかけを作った。
アストゥリアス王国の王で、王国の南方への拡張を進めた。彼の治世でレオンが重要な拠点となり、後のレオン王国の基盤を築いた。
レコンキスタを代表する伝説的な騎士。戦士としての能力が非常に高く、イスラーム勢力ともキリスト教勢力とも戦った。バレンシアを征服(1094年)し、一時は独立した領主となった。スペインでは英雄として語り継がれている。
カスティーリャ・レオン王で、1085年にトレドを奪還した人物。この勝利はレコンキスタの大きな転機となったが、翌年のサグラハスの戦い(1086年)でムラービト朝に敗北した。
北アフリカのムラービト朝の君主。イスラーム勢力を救うため、イベリア半島に軍を送り、アルフォンソ6世をサグラハスの戦いで撃破。これにより、キリスト教勢力の進撃を一時的に食い止めた。
カスティーリャ王で、1212年のナバス・デ・トロサの戦いを指揮した。この戦いでキリスト教勢力がムワッヒド朝に決定的勝利を収め、以降、レコンキスタが加速する。
カスティーリャ・レオン王で、レコンキスタの最重要人物の一人。
これにより、イスラーム勢力は南部のグラナダ王国のみとなる。
アラゴン王国の王で、東部のレコンキスタを推進。
アラゴン王国を地中海の強国へと成長させた。
カスティーリャ王国の女王。フェルナンド2世(アラゴン王)と結婚し、スペイン王国の成立に貢献。グラナダ戦争(1482-1492年)を指導し、レコンキスタを完了させた。
アラゴン王で、イザベル1世と共にスペインを統一。レコンキスタ完了後、大航海時代への道を開く。
ナスル朝グラナダ王国の最後の王。1492年1月2日にグラナダを開城し、レコンキスタが完了した。敗北後はモロッコへ亡命した。
レコンキスタを支援した軍事修道会。イスラーム勢力と戦いながら、征服地の防衛や管理を担った。
カスティーリャ王国の支援を受けた軍事修道会で、レコンキスタの最前線で戦い続けた。
エストレマドゥーラ地方を拠点に、イスラーム勢力との戦いに従事した。
このように、レコンキスタには多くの王や戦士、騎士団が関わっていました。特に、イザベル1世とフェルナンド2世の時代にすべてが決着し、新たなスペインの歴史が始まったのです!