「レコンキスタ」という言葉、よく耳にするけど、そもそもどんな意味なのか、どこから来たのか知っていますか?実はこの言葉、ただの戦争の名前じゃなくて、その背景や考え方がギュッと詰まった言葉なんです。今回は

「レコンキスタって結局なに?」と聞かれたら、一言でいうと「イスラム教徒に奪われた土地を、キリスト教徒が700年以上かけて取り戻した運動」なんです。
もっと簡単に言うと、昔スペインやポルトガルのあたりに住んでいたキリスト教徒たちが、自分たちの国をイスラム教徒から取り返そうとした戦い、それがレコンキスタというわけです。
じゃあ、具体的にどんなことをしたのかを見てみましょう。
まずはイスラム勢力と戦って、自分たちの土地を一つ一つ奪い返していきました。711年から始まったイスラム勢力の支配を終わらせるために、北部のキリスト教徒たちは小さな国を作って、そこから少しずつ南へ攻めていったんです。
そして、ただ戦うだけじゃなくキリスト教を広めることも大事な目的でした。イスラム教徒が支配していた土地にキリスト教徒が戻ることで、そこに教会を建てたり、キリスト教の文化を取り戻したりしていったんですね。
さらに、この戦いを通してスペインやポルトガルといった国が生まれるきっかけにもなりました。レコンキスタを進めながら、いくつかの小さな国が大きくなって、やがて今の国の形になっていったわけです。
つまりレコンキスタって、「奪われた土地を取り戻す」「キリスト教を広げる」「新しい国をつくる」ための長い戦いだったんですね。だからこそ、スペインやポルトガルの歴史にとってとても大事な出来事として今も語り継がれているのです。